「ほんと怖い!もうあそこは使えないわ!」
憤慨した様子で喋くっている先輩と思しき女性。
「ポケットをまさぐって鍵を盗む人がいるなんて、驚きよ!」
なんでも、スポーツクラブの女子ロッカー入口にあるコートかけの鍵を紛失したらしい。
「コートのポケットに入れておいたのに、なくなっていてね。フロントにいったら、弁償代五千円っていわれちゃった」と。つづけて
「でも、なぜかもう一度フロントにいったら鍵が届いていて。助かったわ〜。それにしても、コートのポケットを弄っている人がいるなんて、こわくてコートかけ使えない」
その話を聞いていた人は
「鍵をポケットに入れておいたの?私はロッカーに入れているわよ」
と控えめに抵抗したが、彼女いわく
「ロッカーに入れると鍵なくしちゃうから」
…。
シニアにありがちなオリジナルマイルール。
盗難よりも紛失が怖いという。家の玄関前の植木鉢の下に鍵を置いておく感じかな。
ポケットに鍵を入れたり、家の鍵を鉢の下に置くところを見られていたら、即アウトなのに。
というか、
コートかけの鍵を盗んで、コートがそのままあったって‥!?おかしくない?
たぶん、正解は、ポケットに入れたとおもっていた鍵が落ちて、それを拾った人がフロントに届けてくれたってーとこかな。
「ほんと、このスポーツクラブ怖いわ〜」
…。
この話が広がって、スポーツクラブが濡れ衣を着せられないことを祈るのみ‥。
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