築30年以上のマンションを売って、新築マンション(しかもあのプラウド)を買おうという話が進んでいる我が家。
新居の購入資金にあてるためにも、いまのマンションがいくらで売れるのかは死活問題。
これまでに数社に査定をお願いしてきたけれど、今回は購入予定のプラウド側からの提案で、系列会社の「野村の仲介(ノムコム)」に買取査定を依頼することになった。
つまり、「下取り価格」として査定額を購入費用に充当するための手続き。
正直「紹介されたから一応…」というくらいの気持ちでいた。
でも、実際に営業マンが訪問して査定してくれた日――その数字を聞いて、思わず顔がひきつった。
なんと、いままで出してもらったどの会社よりも約500万円以上安い。
「え、そこまで下がる?」と思わず口には出さなかったけど、内心は動揺しかなかった。
「ここに依頼することはないな…」と最初は思った。
でも、話をじっくり聞いているうちに、その査定額の根拠がとても現実的であることに気づいた。
「売れる価格ではなく、実際に“確実に売れるであろう価格”」をベースにしている。
相場や地域性、建物の劣化、買い手の動向まで、かなり具体的で、他社のような“夢を見せる数字”とは明らかに違う。
何より、担当の営業マンがものすごく優秀な方だった。
身のこなし、話し方、提案の仕方、どれをとっても「さすが野村」という雰囲気。
理想論を押しつけるわけでもなく、売主であるこちらの立場をよく理解して、最善を考えてくれている感じがした。
査定が終わったあと、イモ夫に「どう思った?」と聞いたら、即答だった。
「この人がいい」
私も同じ気持ちだった。
査定額はたしかに一番低かった。
でも、数字よりも「信頼して任せられる人かどうか」のほうが、最終的には重要なのかもしれない。
いま、心の中では8割くらい「野村の仲介」に傾いている。
最初は想定外だったけど、この決断が、きっと後悔のない売却につながる気がしている。
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